⑪お客さんの声40代女性『肩こり・首こり・頭痛』

んにちは、愛知県春日井市でハヤト整体院を運営しているハヤトです。 本日も「慢性痛の改善のヒント」として、実際に来院された方の施術の一例をご紹介していこうと思います。
今回は、肩こり・肩甲骨まわりのつらさ・頭痛に長年悩まされていた50代女性のお話です。
■どんな方だったか?
この方は、事務職で働く50代の女性。体格は標準的で、日々の生活スタイルは一般的なデスクワークが中心です。
■お悩みの症状
主な訴えは「慢性的な肩こりと首こり」、そしてそれが悪化すると「頭痛」へとつながってしまうというものでした。
お話を伺うと、5〜10年ほど前から慢性的なつらさがあり、症状が強く出ると日常生活にも支障をきたす状態とのこと。
■体の状態と負担のかかり方
姿勢を見ていくと、反り腰が強く、スウェイバック姿勢(骨盤が前に出て背中が反り返るような姿勢)が見られ、全体的に体が緊張している印象でした。
筋肉は「伸びて固まってしまっている状態」。
つまり、本来縮むべき筋肉が引き伸ばされたまま固まってしまっていて、「緩めてもつらい、緩めなくてもつらい」という状況でした。
関節の可動域もやや狭く、体そのものの柔軟性も低下していました。
■なぜそのような状態に?
スウェイバック姿勢によって背骨本来の丸みがなくなり、
バランスを取るために「頭を前に出す」という癖が強く出ていたこと、
そしてその結果、呼吸が浅くなることが症状に拍車をかけていたと考えられます。
■初期の施術と対応
まずは体の状態を丁寧にご説明し、特に「胸を張る癖」が背骨の湾曲をなくしていることをお伝えしました。
初期は「伸びて固まってしまった筋肉を“縮める”ことを意識した施術」を実施。
背中と骨盤まわりを中心に調整し、同時に腹圧調整やスウェイバックを防ぐためのセルフケアもご案内しました。
■変化とその後の取り組み
初回から「体が楽になった」という感想をいただきましたが、戻りが出ることも予測していたため、
継続的な通院とセルフケアの実践をお願いしました。
半年ほどかけて背中の丸みを再構築していく中で、症状の出にくい体に変化していきました。
ご本人も「つらくなっても自分でケアできるようになってきた」と話してくださっています。
■ご本人の反応
印象的だったのは、
「なんで今まで誰もこんな大切なことを教えてくれなかったの?」という笑い混じりのひと言。
ご自身でも正しい体の情報を理解し、自分で判断できるようになったことに大きな変化を感じていただいているようです。
■現在の状態と今後の目標
現在は痛みはほとんどなく、呼吸も深くできるようになってきたとのこと。
ただ、仕事が忙しくなると、以前の癖が少し戻りやすくなるため、その点は注意を続けながらケアしています。
今後は、背中や肋骨の丸みを取り戻し、首に頼らない自然な呼吸を身につけることを目指してサポートを続けています。
■施術者として感じたこと
「反っている姿勢が“普通”だと思っていたけど、実はそうじゃなかった」と気づけたこの方の変化は、
とても嬉しいものでした。
普通に立てる、自然な姿勢で呼吸できるということが、これほど日常を楽にしてくれるのだと改めて実感しています。
今回のレポートが、同じような症状でお悩みの方のヒントになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。