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臨床ブログ②:30代女性の肩こり・腰痛のお話

hayato
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こんにちは。愛知県春日井市でハヤト整体院を運営しているハヤトです。
今回は、30代女性の肩こりと腰痛についての臨床ケースを紹介します。

同じように「立っていると疲れやすい」「夜になると腰や肩がつらい」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

■悩みと症状

この方は、慢性的な肩こりと腰痛に加え、夜になると「立っているのもつらい」と感じるほどの疲労感を抱えていました。
日中はなんとか動けても、夕方以降は体が重く、仕事や家事の後に何もする気が起きない…そんな状態だったそうです。

■姿勢の変化

初回来院時と4ヶ月後の姿勢を比較した写真がこちら。
(左:初回 右:約4ヶ月後)

最初はご本人も「まさか自分がこんなに斜めになっていたとは思わなかった」と驚かれていました。
今では自然に立っても体がまっすぐになり、無理なく姿勢を保てるようになっています。

■体の状態を詳しくみると

初回時の姿勢を分析すると、

  • 太ももの前側〜外側に強い緊張
  • 骨盤が前方にスライド(反り腰気味)
  • 下腹部が前に突き出る
    という典型的な前重心の姿勢でした。

この姿勢になると、太ももの前側ばかりに負担がかかり、腰への負担が増える → 体幹が使えない → 背中が固まる → 肩こりが強くなる
という悪循環が生まれます。

また、女性に多いのが「体を少し斜めにして立つクセ」
これは無意識にバランスを取ろうとする体の反応ですが、結果的に首・肩・腰への負担が増えてしまいます。


ご本人としては「まっすぐ立っているつもり」でも、実際は傾いていることが多いのです。

■施術と運動療法の内容

最初の段階では、体の不快感を取ることを最優先しました。
硬くなった腰・肩甲骨・背中の筋肉をゆるめ、動かなくなっていた関節を丁寧に調整します。

  • 骨盤を正しい位置で支える練習
  • 体幹を使った立ち方・座り方
  • 家でもできる簡単なセルフエクササイズ
    を取り入れて、「動かせる体」へ再教育していきました。

施術だけでなく、日常の体の使い方を変えていくことが重要です。
これはまさに「リハビリに近い考え方」で、毎日の小さな意識の積み重ねが改善につながります。

■改善までの期間とペース

この方は「4月からの仕事復帰までに体を整えたい」という明確な目標がありました。
1月に初来院いただき、約3ヶ月間は1〜2週間に1回のペースで施術。

間の期間には、お伝えしたセルフケアを続けていただきながら、少しずつ姿勢と疲労感の改善を実感されていました。
最終的には、仕事をしても夜の疲れがほとんど出ない状態に。

■まとめ

この方のような「前重心+反り腰姿勢」は、実は30〜40代女性の6割ほどに見られる傾向です。
一見スタイルが良く見えても、腰や肩への負担は大きく、疲労や痛みにつながりやすくなります。

  • 立っているだけで腰がつらい
  • 肩こりが常にある
  • 姿勢が悪いと言われる
    そんな方は、一度「姿勢のバランス」を見直してみるのがおすすめです。

施術で整えた後に「正しく使える体」を身につけることで、
日常の中でも疲れにくく、軽やかに動けるようになります。

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田村隼人
田村隼人
ハヤト整体院院長
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