「通ってるのに良くならない…」その原因はどこにある?
こんにちは。愛知県春日井市でハヤト整体院を運営しているハヤトです。
本日も「慢性痛の改善のヒント」をお伝えしていきます。
今回のテーマは、「〇〇に通ってるのに、なかなか良くならない…」というお悩みについてです。
これは施術の現場でもよくいただくご相談ですし、実際にご親戚の方などからも聞く話だったりします。
たとえば、
- 整骨院に通っている
- 別の整体に通っている
- 病院や整形外科に通っている
…など、場所はさまざまですが、共通しているのは「思ったほど良くならない」ということ。
この原因について、今日は3つの視点からお話していきます。
① 受け身になってしまっていないか?
まず1つ目は、「受け身」になりすぎていないか?ということです。
たとえば肩こりや腰痛、猫背などの不調があるとき、
「施術を受けに行けば治してくれるはず」
「通ってさえいればなんとかなる」
という意識になりがちです。
ですが、体って本来「自分で動かしているもの」。
他人にほぐしてもらうだけで根本改善するわけではありません。
たとえばジムに通っていても、5分だけしか運動せず、お菓子や外食をたくさん食べていれば…
「なかなか痩せないんです」と言っても、説得力が薄いですよね。
それと同じように、肩こりや腰痛も「自分の体の状態を知って、どうすれば良くなるかを考えていく」ことが必要なんです。
② 通うだけでは変わらない?塾や教室と一緒です
2つ目は「塾や料理教室と同じ」という視点。
たとえば、塾に週1回通っている子が、家ではまったく勉強しなかったら成績は上がりませんよね。
料理教室に通っている人が、家では一切料理しなければ上達しません。
これと同じで、整体や整骨院に通っているだけで、
普段の姿勢・動き・セルフケアに全く目を向けないとしたら、やはり改善は難しいのです。
逆に、ちゃんと話を聞いて、言われたセルフケアを継続してくれる人は、結果も出やすい。
これは施術者として実感する部分でもあります。
③ 体の「仕組み」を知っておくことが大事
そして最後の3つ目は、「体の仕組みをある程度理解する」ということ。
これは医学的な知識を持とうということではありません。
「どうしてこの体操が必要なのか?」
「肩はなぜここまで動かないといけないのか?」
など、少しだけ“全体像”を知ることが大事なんです。
たとえば肩の動きでいえば、前にも後ろにも、いろんな方向に動くからこそ健康を保てます。
でも「こっちにしか動かさない」となると、バランスが崩れて不調が出てしまう。
施術を受ける側も、「こういう理由でこういうことをやっているんだ」と理解してくれると、改善に向けての納得感が全然違います。
お互いの「歩み寄り」で体は良くなる
「通ってるのに良くならない」と感じるとき、
それは施術者側だけの問題でもなく、
かといって受ける側だけの責任でもありません。
両者が歩み寄りながら、「どうすればもっと良くなるのか」を共有していくこと。
これが、納得のいく結果につながるとぼくは思っています。
時間が限られる場所や、多くの人を対応する現場では難しいこともありますが、
せっかく自分の体に向き合うなら、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。