お客さんの声

臨床ブログ⑦身体が大きく崩れる前に。トリプルワークをこなす「お客さん」が、駆け込み習慣を卒業できた理由

hayato
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

愛知県春日井市でハヤト整体院を運営しているハヤトです。 本日も、僕が現場で感じた「身体のリアルな話」をお届けしようと思います。

最近、ありがたいことに「ブログ、読んでるよ」と言っていただけることが増えました。

僕自身、身体が良い方向へ変化したエピソードを紹介するのは、何より嬉しい仕事です。今日は、通い始めて1年半ほどになる50代女性のお客さんのお話をさせてください。

「動けなくなってから駆け込む」という習慣

このお客さんはとにかく働き者です。朝、昼、そして夜。複数の仕事を掛け持ちするトリプルワーカー。

そんな超多忙な生活を送るお客さんが、最初にうちに来てくれたのは「身体がどうにもならなくなったから」という理由でした。

それまでは、腰が辛くてたまらなくなると、近くの接骨院やリラクゼーションサロンへ。

身体が「マイナス2」の状態まで限界を迎えてから、なんとか「ゼロ」の付近まで戻して、また無理をして「マイナス2」へ……。そんな繰り返しだったんです。

忙しいからこそ、動けなくなって初めて「どうにかして!」と駆け込む。

僕はそのスタイルを否定するつもりはありません。でも、毎回本当に辛そうに現れる様子を見ていて、一人の施術者として強く感じることがあったんです。

「会話」を大切にと思った理由

「このままでは、いつか身体の糸が切れて、大切なお仕事も続けられなくなってしまう……」

そう感じた僕は、ある時から施術中にある「提案」をしました 。

それは、「その場の不調をなだめるだけでなく、身体のベースを整え直して、大きく崩れるのを阻止しませんか?」というお話です。

僕は自分の考えを押し付けるのがプロだとは思っていません。

でも、その方の身体を預かる責任として、もっと楽に動ける選択肢があることをお伝えしたいと感じたんです。

「実は○○さんの骨格はこうなっていて、だからこの筋肉に負担がかかりやすいんですよ」 「こう使うように意識すると、腰の負担は逃がせます」

そんな話をじっくりさせてもらいました。

すると、「そんなこと、初めて教えてもらいました」と驚かれたんです。

これまで「辛いから行く」という選択肢しかなかったお客さんの中に、

自分の身体の仕組みを知って、崩れないようにメンテナンスする」という新しい向き合い方が芽生えた瞬間でした。

専門家として驚くほど、全身が頑張りすぎていた

少し詳しくお話しすると、このお客さんの身体は「フラットバック(背中のカーブがない状態)」と「スウェイバック(骨盤が前に出ている状態)」が混ざり合った、とても負担の大きいバランスでした。

  • お腹やお尻の筋肉がうまく働いていない
  • その分、すべての負担を「腰」だけで支えている
  • 背骨のクッションが機能しにくいため、首や肩にも強い負担がくる

まさに「全身満身創痍」という状態。

これを一度に整えるのは不可能です。
だから僕たちは、一つひとつ階段を上るように「身体のバージョンアップ」を始めました。

1年半かけて手に入れた「自分を整える力」

最近のお客さんは、もう「マイナス2」の状態まで落ち込むことはありません。

たとえ忙しくて少し調子を崩しても、「マイナス1」くらいで食い止めて、月1回のメンテナンスに来てくださいます。

少しずつ、お腹に力を入れる感覚や、骨盤の正しい位置を身体が覚えてきました。

プロとして、本当に伝えたかったこと

「考え方を変えること」が必ずしも正解とは限りません。

でも、身体を見させていただく立場として、お伝えできる「事実」と「より良い可能性」があります。

もしあなたが今、「辛くなったらどこかへ行く」という繰り返しに疲れているなら。 一度、自分の身体の「設計図」を確認してみませんか?

忙しい人ほど、身体は資本です。

あなたがもっと長く、元気に動けるお手伝いができるのを、僕はお店で待っています。

ABOUT ME
田村隼人
田村隼人
ハヤト整体院院長
記事URLをコピーしました