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こんにちは。愛知県春日井市でハヤト整体院を運営しているハヤトです。
本日も体のお話や、実際の臨床エピソードをシェアしていきます。
今回は、20年以上続いた肩こりに悩んでいた40代男性の方の経過についてです。
お客さんの体のお悩み
- 主な症状:肩こり・肩甲骨周辺の痛み
- 発症時期:20歳頃から約20年間
- その他の悩み:腰痛、姿勢不良、背中の張り
慢性的に「肩甲骨のあたりが重い・痛い」という状態で、長年不調を抱えておられました。
初期の状態と体の特徴
施術で体を確認すると、ただ筋肉が硬いだけでなく、体の機能が一部低下している状態が見られました。
特に目立ったのは:
- 胸椎(背骨の上部)の硬さ
- 「反る」動きは強いが、「丸める」動きがほとんどできない
- 姿勢が常に反り腰気味になり、周囲の筋肉が過度に緊張している
この状態だと、どれだけ筋肉をほぐしても根本的な改善にはつながりません。
施術の進め方
- 全身を緩める調整
- 初期は背中・腰・肩周りの筋肉をしっかり緩め、動かしやすい状態をつくりました。
- 体幹(お腹まわり)の活性化
- 呼吸法や腹圧を意識した動きを取り入れ、「お腹の使い方」を習得。
- 体幹が安定することで、背骨を安全に動かせる準備が整いました。
- 背骨と骨盤の連動
- 骨盤の動きを引き出し、その後に背骨と連動させていくトレーニングを実施。
- 「反る」ばかりだった背中に「丸める」動きを取り戻し、柔軟性を改善しました。
経過と現在の状態
- 施術開始から3〜4ヶ月
→ 2週間に1回のペースで継続し、肩や背中の痛みが軽減。
- 約1年経過した現在
→ 月1回のメンテナンスで十分な状態に。
→ 慢性的な肩こり・腰痛はほぼ消失。
→ 今は「さらに体を動かせるようにしたい」と運動能力向上を目指しています。
「20年来の肩こりがほとんど気にならなくなった」という結果を得られました。
慢性痛改善のヒント
今回のケースから学べることは:
- 筋肉を「緩める」だけでは不十分
- 背骨や骨盤の「動き」を取り戻すことが大切
- 体幹を使えるようにすることで姿勢も安定し、痛みが減る
慢性的な肩こりや背中の重さは、背骨の柔軟性不足や体幹の機能低下が関係していることが多いです。
まとめ
- 40代男性、20年来の肩こりが改善
- 背骨の「丸める動き」を取り戻すことが大きなポイント
- 現在は月1回のケアで快適な生活を維持
慢性痛に悩んでいる方は、まず「背骨の動き」や「体幹の使い方」に目を向けてみるのがおすすめです。
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