臨床ブログ②30代女性の肩こり、腰痛
こんにちは、ハヤト整体院院長の田村です。本日も臨床ブログを書いていきます。
今回は30代女性のお話をしていきます。
悩みと症状
慢性的な肩こり腰痛と、夜になると立ってるのがつらいほど疲れやすい状態でした。
確かに毎日こんな状態はしんどいですよね。。。
姿勢の話
初回来院していただいたときの姿勢が左の写真になります。右の写真は約4ヵ月後の姿勢の写真になります。
本人さんも最初はこんなにも斜めになっているとは思っていなかったと言われました。現在では右が普通に立っている状態になっています。
左の写真の姿勢を少し詳しく見ていくと、太もものあたりから前に出ていて、そこから骨盤も連動して前にスライドしてしまってます。(服で少しわかりにくいですが)下っ腹のあたりも前に出てしまっています。
この姿勢でカラダに起こること
この姿勢が何が悪いのかを知らないと、そもそも姿勢とカラダの悩みの関係性がに繋がってくるので、簡単に説明していきます。
太ももの前側外側だけの筋肉がたくさん使われる(この筋肉が硬くなると腰痛や反り腰を引き起こす可能性があります。)
また、太ももの部分が硬くなることで反り腰になり、骨盤が前にスライドしてしまいます。
その結果、体幹部分の筋肉が本来の機能を果たせず、腰に負担がかかりやすくなります。
さらに、背中も硬くなり、肩甲骨や肩周りの筋肉にも負担がかかります。
これが悪循環となり、肩甲骨周りや肩こりの辛さにつながることになります。
これは女性の方で良くある状態で、カラダを斜めにしている方が楽でバランスが取れないから斜めにしてバランスをとるようにカラダが自然とこの姿勢を作ってしまいます。
(本人さんは普通に立っているだけの感覚が多いです)
なのでこの姿勢になってしまってカラダの状態は体に不調が出やすく、疲れやすい状態になっています。
施術と運動療法の内容
まず大切なのは、カラダの不快感を取り除くことです。
腰や肩甲骨周り、肩周りの筋肉が硬くなっている場合、それらの問題を調整していきます。
最初の施術では、筋肉をほぐしたり、動かなくなっている関節を調整することが主な目的です。
施術後は、不快感がすぐに軽減することもありますが、日常生活の習慣やカラダの使い方を変えない限り、再び筋肉が硬くなる可能性があります。
この習慣を改善するためには、カラダの動かし方の練習が重要です。
カラダを動かすことに苦手意識を持っている方も多いですが、それは歯を磨くことが虫歯予防に重要なのと同じです。
日常生活においてカラダの動きに気を配ることは、改善に向けて頑張る必要があります(リハビリに近いものです)
どれぐらいの期間必要?
この方は目標があり、今年の4月から仕事復帰をするということでできる限りいい状態にしてしたいというのがあったので、初めて来院していただいたのが1月ごろなので約3ヵ月集中でした
頻度は1週間に1回or2週間に1回のペースで施術をしていきながらおうちでできるセルフケアをお伝えしながら行いました。
まとめ
今回の方のような姿勢はすごく増えていて、女性の新規さんが来られると6割くらいで同じような姿勢の方が多いのでその分カラダに負担があるんだろうなと感じています。
なかなかカラダに不調が取れない方やすぐに疲れてしまう方は一度自分の姿勢などに目を向けてみるのもおススメですよ