腰痛は腰だけが原因ではない?体全体から見る理由
腰がつらいと、

腰を押してほしい
腰をほぐしてほしい
と思う方は多いと思います。
実際、腰まわりの筋肉をほぐすことで変化を感じる方もいます。
なので、腰を触ることが間違っているわけではありません。
ただ、腰痛を見るときにぼくが大切にしているのは、
「腰が痛い=腰だけに原因がある」と最初から決めつけないことです。
腰そのものを見ることと、腰以外を見ること。
この両方が必要だと考えています。
まず、腰そのものを確認します

「腰だけを見ない」といっても、腰を見ないわけではありません。
まずは、
- 腰まわりの筋肉の張りや硬さ
- 触ったときに痛みがあるか
- 前にかがむとつらいのか
- 反るとつらいのか
- ひねるとつらいのか
- 痛いのか、動きにくいのか、重だるいのか
などを確認します。
同じ「腰痛」でも、感じ方や痛みが出る動きは人によって違います。
腰そのものに負担がかかっていることもありますし、腰以外の影響を受けていることもあります。
だからぼくは、腰痛を点だけではなく、体全体から見るようにしています。
腰を「使いすぎて」いないか

腰痛を見るときに、一つ考えてほしいことがあります。
それが、

なぜ腰がこんなに頑張っているんだろう?
ということです。
これは「腰を動かしてはいけない」という意味ではありません。
体を動かすときには、腰だけではなく、股関節や背中、足首なども一緒に動きます。
ところが、たくさん動いてほしい股関節や背中が使いにくくなると、その分まで腰が頑張ることがあります。
イメージとしては、
股関節が「今日はあまり動きたくない」と仕事を減らす。
すると腰が「じゃあ自分がやらないと」と代わりに頑張る。
そんな仕事の逆転が起きている状態です。
これが日常の中で繰り返されれば、腰に負担が集まりやすくなります。
だから、
「腰が悪いのか?」だけではなく、「なぜ腰が使われすぎているのか?」
まで考えていきます。
腰以外では、こんなところを見ます

骨盤
骨盤というと、
「歪んでいる」
「開いている」
という言葉を聞くことがあると思います。
ハヤト整体院では、それだけではなく、骨盤が今どんな位置にあり、必要に応じて動かせるかを見ています。
前に傾きすぎたり、後ろに傾きすぎたりすることで、腰に負担が集まりやすくなる場合もあります。
骨盤そのものについては、別の記事で詳しく紹介しています。
詳しくはこちら
股関節
股関節では、単純に「開脚ができるか」を見ているわけではありません。
大切なのは、
立つ・歩く・しゃがむ・前にかがむといった動きの中で股関節を使えているか
です。
たとえば前にかがむとき、股関節が使いにくければ、その分まで腰が動いていることがあります。
詳しくはこちら

お腹・腹圧
腰を支えるときには、お腹側の働きも大切です。
ここでいう「お腹を使う」は、腹筋をガチガチに固めることとは少し違います。
腰だけで体を支えるのではなく、お腹側にも仕事を分けてあげる。
そんなイメージです。
実際にお客さんへ模型や体の動きを使って説明すると、

本当だ。お腹が使えると腰の反り方が違う
と変化に気づかれることがあります。
腹圧や体幹については、別の記事で詳しく紹介しています。
背骨・胸郭
背骨は、首から背中、腰までつながっています。
そのため、背中や胸まわりが動きにくくなると、その分まで腰が代わりに動くことがあります。
大切なのは「腰を動かさないこと」ではなく、
腰だけに動きが集中していないか
を見ることです。
背骨や胸郭については、別の記事で詳しく紹介しています。
足・足首
足元は、立つ・歩くときの土台です。
足首が動きにくかったり、足にうまく体重を乗せられなかったりすると、股関節や腰まわりの使い方まで変わることがあります。
腰から離れているので意外かもしれませんが、腰痛を見るときには足元まで確認することがあります。
詳しくはこちら
「悪い場所」を一つ決めることが目的ではありません

ここまで読むと、

じゃあ骨盤が原因?
股関節が悪いの?
腹圧を鍛えればいい?
と思うかもしれません。

でも、大切なのは一つの悪い場所を探すことではありません。
腰痛の方が10人いれば、体の状態も、日常生活も、痛みの出方も違います。
姿勢や動きを確認しながら、
その人の体では、今どこに負担が集まっているのか
を整理することが大切です。
医療機関と整体院では、見る役割が違います

腰の痛みが強い場合や、症状が気になる場合は、まず整形外科などの医療機関で確認してもらうことも大切です。
医療機関では診察や画像検査などから、骨や椎間板、神経などの状態を確認できます。
一方、整体院では医療的な診断はできません。
ハヤト整体院では、姿勢や動き、筋肉の状態などを確認しながら、
「なぜ今ここに負担が集まっているのか」
という視点から体を見ています。
どちらが正しいという話ではなく、役割が違います。
ハヤト整体院では、体全体から腰痛を見ています

ハヤト整体院では、腰そのものを確認したうえで、
骨盤、股関節、お腹・腹圧、背骨・胸郭、足元なども見ていきます。
そして施術をしたら、もう一度動いて確認します。
たとえば施術で股関節が動きやすくなっても、普段の動きの中で股関節を使えていなければ、また腰に負担が集まることがあります。
だから、

どこを整えるかだけではなく、ここからどう体を使っていくか
まで一緒に考えていきます。
まとめ
腰痛だからといって、腰だけが悪いとは限りません。
もちろん、腰そのものを見ることも大切です。
そのうえで、
「なぜ腰が使われすぎているのか」
という視点を持つと、骨盤・股関節・お腹・背骨・足元など、腰以外にも見る場所が出てきます。
全部を細かく覚える必要はありません。
まずは、
「腰が痛くても、腰以外の場所が関係していることがあるんだな」
くらいに頭の片隅に置いてもらえれば十分です。
そして、自分の腰痛がどんな状態なのかを知る。
そこから、何を見直していけばいいのかが少しずつ見えてきます。
詳しくはこちら

ハヤト整体院での腰痛の見方と施術の流れ

